■すだちとは?
すだちはゆずの親戚ともいわれ、徳島では古くからお馴染みの柑橘です。爽やかな酸味とすがすがしい香気があり、徳島の食卓を彩る味覚として欠かすことができません。焼き魚やお刺身はもちろん、そうめん、冷や奴、漬物、飲み物や天然調味料としてあらゆる料理に活用されています。
そして、すだちの花は徳島県の花として指定されており県を代表する特産品だと言えます。
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●すだちの歴史
大麻町板東の大麻比古神社裏山のすだちの木が原木とされ、ここから県下に広がったと言われています。その為か、「大麻山の見える所でないとすだちは育たない。」との言い伝えがあります。 昔はどの家にもすだちの木が植えてあり、それぞれ自家用に使用していました。 本格的に栽培が開始されたのは、昭和30年代以降と言われています。
●すだちの旬
すだちの旬は露地ものが出始まる8月下旬から10月中旬までの短期間です。この間に収穫されたすだちの一部は「加工用」として、また翌年の春先までの「冷蔵もの」として出荷されます。 3月下旬から8月中旬にかけて「生果用」として「ハウス栽培もの」が出荷されます。 このように栽培、保存技術の発達によりほぼ年中「すだち」を味わう事が出来るようになりました。
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