原産地 : 徳島県鳴門海峡近海
縦:40cm・横:30.5cm・高さ:12cm
●鳴門わかめの特徴
鳴門海峡近海の激しい潮流にもまれ育ち、色つや・歯ごたえ・風味が良いことで有名です。
●製法について
海から上げたばかりのわかめは褐色ですが、さっとお湯に通すとアクが取れ、みずみずしい緑色に変わります。
これに食塩を加え冷蔵庫で保管します。
この塩蔵わかめの塩分を水で洗い流し、茎を取り良質部分を選別し乾燥させれば細長い乾燥わかめ(この形状から糸わかめと呼ばれる。)に仕上がります。
●鳴門わかめの歴史
鳴門わかめの特徴として江戸時代から続く灰干し製法が有名でした。
これは海から採れたわかめに草木灰をまぶすことによりわかめのアクを取り、また軟化を防ぎ冷蔵庫のない時代に長期保存が可能となりました。
しかし、近年になって製造に用いられる良質の草木灰の確保が難しくなったこと、また加工過程で発生する排水の処理が難しく行政指導により灰干しわかめの製造が出来なくなりました。
現在主流の湯通し塩蔵わかめですが、生産技術の進歩や冷蔵施設の拡充により従来よりの灰干しわかめに比べてもおいしい鳴門糸わかめになっております。
●糸わかめの特徴
わかめをじっくり乾燥させることにより生わかめにはない歯ごたえ・風味が生まれ、わかめをより一層おいしくさせています。
また、一般的なカットわかめは機械による流れ作業で大量生産されるのでわかめ自体が痛み、わかめの風味が大きく損なわれます。
鳴門の良質わかめが育つ環境で育て、手間暇かけて出来上がった「鳴門糸わかめ」をどうぞご賞味ください。
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